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不適切飼育【4. 繁殖予防・医療措置の欠如】

  • 執筆者の写真: stophoukai2023
    stophoukai2023
  • 2024年2月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月18日

栃木しっぽの会で飼育されていた犬たちは、そのほとんどが繁殖予防や各種予防接種等、適切な医療措置もなされていませんでした。



同室で飼育されていた未避妊・未去勢の犬たち


アニマルホーダーと保護活動者の大きな違いとして、繁殖予防の実施があげられます。

前者は、収集癖によりその殆どが繁殖予防を行わず、動物を自家繁殖させてしまいます。


現地には、シェルター内で生まれたとみられる、月齢や見た目の異なる子犬たちが複数いました。乳房が張った状態の母犬も確認しており、シェルター内で繁殖が起きていた可能性は非常に高いと思われます。


(2025年4月追記:センターから開示された2024年7月の指導記録内で、代表本人がシェルター内で子犬が産まれていることを自供していることがわかりました。)


▼シェルターで確認した子犬たちの一部



各種予防接種は未実施。皮膚病や感染症が蔓延する環境


当該シェルターでは、法律で義務とされている狂犬病予防接種すらも行っていませんでした


避妊・去勢手術や、傷病の医療ケアを受けていたのはSNSに掲載していた数頭の犬のみで、その他の犬たちについてはやせ細り、被毛の抜け落ちや外傷がみられた他、歯や爪の状態などから長期に渡りネグレクト状態だったことが窺えました。子犬たちをはじめ、複数の同室の犬たちがジアルジア、コクシジウム、疥癬などに感染していました。


▼現地の犬たちの様子


▼現地からレスキューされた犬たちの様子



栃木動物愛護指導センターが掲げている「栃木県動物愛護管理推進計画(第3次)」によれば、犬及び猫の適正な飼育方法として、避妊・去勢手術の実施と、狂犬病予防注射の接種、マイクロチップや鑑札の装着を挙げ、普及啓発に努めているとされています。


これに則るならば、当該団体の飼育方法は不適切というしかありません。

センターの登録団体が、上記のような状態で何年もの間放置されていたという事実は、どう受け止めればよいのでしょうか。



参考:

栃木動物愛護指導センター ホームページ「動物愛護管理推進計画」

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