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不適切飼育【2. ネグレクト】

  • 執筆者の写真: stophoukai2023
    stophoukai2023
  • 2024年2月2日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月31日

ネグレクト(適正な世話や医療行為を放棄すること)は、動物虐待であり、犯罪です。

※参考文献 (環境省HPより) 「動物虐待等に関する対応ガイドライン」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/r0403a.html 「飼育改善指導が必要な例(虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば虐待に 該当する可能性があると考えられる例)について」 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/files/n_07.pdf

上記参考書類から、虐待に該当する可能性があると考えられる事例を一部抜粋します。


  • 餌が十分でなく栄養不良で骨が浮き上がって見えるほど痩せている。

  • 器が汚く、水入れには藻が付いている。あるいは、水入れがなく、いつでも新鮮な水を飲むことができない。

  • 多頭飼育で、飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、アンモニア臭などの悪臭がする。

  • リードが短すぎて、身体を横たえることができない。

  • 動物が排泄物の上に寝ている。

  • 動物の体が著しく汚れている。など


栃木しっぽの会の飼育状況は、こうした具体事例の殆どに当てはまり、適正飼育とはかけ離れていました。


以下は、2023年9月23日、代表を説得し立ち入ったシェルター内の様子です。クラウドファンディングで募った資金で改装したとされる建物と、他数部屋は頑なに中の確認を拒まれ、すべての動物の状態を把握するには至りませんでした。



屋内の様子


▼いたるところに糞尿が堆積し、床が見えないほど。ケージの中には飲み水なども確認できず、空の水入れには藻が生え、抜け毛や尿で汚れていました。

多くの犬が痩せこけ、被毛が抜け落ち、感染症も疑われる状態でした。

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屋外の様子


外にも数十頭の犬たちが係留されていました。こちらも新鮮な飲み水が与えられている様子はなく、洗剤・酒の空き瓶・スプレーカンなど危険なゴミも散乱していました。フードは地面に直に置いてあり、濡れたり腐ったりしている様子も確認しました。

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センターはこの2日後、2023年9月25日に初めて栃木しっぽの会の現地視察を行っていますが、「健康上問題のある犬や、飼育環境の衛生状態が良くないことは確認できなかった」としています。



一連のネグレクト行為については、同年12月27日、動物愛護法違反(虐待)で刑事告発を行いました。

詳細や捜査状況については 「刑事告発」に随時掲載予定です。


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