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03. 緊急の公表に至った理由

  • 執筆者の写真: stophoukai2023
    stophoukai2023
  • 2023年9月30日
  • 読了時間: 3分

※こちらは、現場に立ち入った6名のボランティアがInstagramに共同投稿した記事の引用です。



(画像)緊急レスキューした15頭の犬たち



(画像)犬たちの状態



【緊急公表に至った理由と、当日の経緯】


23日は代表に承諾を得て立ち入り、今後の改善に向けた協力体制の話し合いと、受け入れ先の選定・振り分けのため全頭の個体把握・確認を行う予定でした。


代表も立ち合いのもと、写真や動画を撮影しながら作業を行っていましたが、数部屋を確認しただけでも、犬猫たちの飼育頭数・環境が予想を遥かに超えており、命の危険があると判断したため、代表が指定した犬達の中から、特に状態の悪い犬15頭(画像2〜7)の緊急保護を行った次第です。うち2頭は即時入院となりました。


①他にも保護する必要がある動物達がいることがわかり、早急に預かり先を募る必要があったこと

②最後まで立入を頑なに拒まれた場所があり、事実を残しておく必要があったこと

③他団体が代表に預け、行方や安否が確認できない犬が複数いたこと


が、立入当日の公表に踏み切った主な理由です。


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②のうちひとつが、クラウドファンディングで改築費用を募ったとされるシェルター(以下、新シェルター)でした。


この新シェルター2階は、代表本人も家族も「犬は一頭も入っていない」「物置として使用している」と主張していました。


確かに、2階部分は電気も付いておらず、私たちが新シェルターの入り口前や1階部分で作業をした際も、鳴き声や物音はせず、中に生き物の気配は感じられませんでした。


この時、すでに凄惨な飼育環境と犬たちのネグレクトを目の当たりにしていたこともあり、代表の「新シェルター内は見せられない」という主張に、不安を感じざるを得ない状況でした。


最後に今後のレスキューや環境改善などについても再度お話しし、「三日後なら内部を見せる」と返答がありましたが、当日、その場の確認でなければ意味がないものと考え、それ以上の追求をしませんでした。


代表が隠し通したかった事実を公表する以上、今後のレスキューや環境改善に支障をきたす可能性があり、私共も本意ではありませんでしたが、代表に通告の上、立入当日の緊急公表に至りました。


壮絶な現場の状況を目の当たりにし、全員が心神耗弱状態の中、当初の文章が中途半端になってしまい混乱を招いてしまったことを、お詫び申し上げます。


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この件については、数年前から、活動の中で知り合った方々からの心配の声が広がっていました。私共以外にも、多くの人が実際の飼育環境を確認しようと試みましたが、誰も介入できず、中の犬の様子を知る事はとても困難でした。


同じく兆候に気づいていた方々にも協力を求めましたが、誰もがこの件には関わりたくないと敬遠していました。


もちろん、行政にも相談・警告を行っていました。センターからの無理な引き出しが崩壊に繋がる恐れがあるとして、環境確認やボランティア登録の見直しなどを訴えましたが、状況が変わることはありませんでした。


八方ふさがりの状態の中、私共も同じ活動者として、預かり先の確保、捜索協力等、精いっぱい手を差し伸べてきたつもりですが、悪化していく現実に限界を感じ、苦慮の結果、どうにかこの事態を動かすために踏み切った経緯があります。


今までは誰も立ち入れなかったシェルターに、公表後、代表がボランティアの介入に応じ、たくさんの方々の協力により現地の環境改善が開始されたということで、第一歩が踏み出せたと感じています。


【共同投稿者】



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